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Last Update:2007/4/1  
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Q&A 障害年金 お答え

★Q1初診日に加入している制度により障害年金の種類が違うというのはどのようなことからでしょうか?(2006.03)

公的年金制度の障害年金には、国民年金からの「障害基礎年金」、厚生年金からの「障害厚生年金」がありますが、どの年金を受けられかは、その病気やケガの初診日の年金加入により違います。

 事例でみてみましょう。

●(1)A男さん(50歳)は体調を崩し、会社を休みがちになったため退職してしまいました。勤務中は厚生年金、退職後は国民年金加入ですが、病気は回復せず、現在は入院療養中です。障害年金が請求できると聞いて手続をすることにしました。
A男さんの今の病気の初診日(初めて医師の診察を受けた日)は、厚生年金加入中にありましたので、2級の障害厚生年金と2級の障害基礎年金の二つを受けることができました。

●(2)B夫さん(55歳)は、50歳で脱サラ後事業を興し、国民年金に加入していましたが、昨年から会社組織にして厚生年金に再び加入しました。 B夫さんは、脱サラ後まもなく過労により腎臓を悪くし治療中です。現在は厚生年金加入ですが、今後病気が悪化して障害年金を請求しても、初診日は国民年金加入中にありますので、障害基礎年金(1,2級)だけの受給となります。

●(3)C雄さん(43歳)は工場勤務で厚生年金加入です。仕事中に誤って指を切断してしまいました。障害の程度は3級でしたが、初診日は厚生年金加入にありましたので、3級の障害厚生年金を受給できました。しかし、障害基礎年金は1,2級しかありませんので受給できませんでした。 ただし、C雄さんの場合、業務上のケガのため、労働者災害補償保険からの7級の障害補償年金も合わせて受給できました。
なお、65歳以後の厚生年金加入は国民年金の同時加入とみなさないため、その中に初診日がある場合は、障害基礎年金は支給されず、障害厚生年金のみの支給となります。 また、事例のような障害基礎年金や障害厚生年金を受けながら、例え厚生年金加入で給料を受けても、年金は全額受給できます。

★Q2初診日に加入している制度により障害年金の種類が違うというのはどのようなことからでしょうか?(2006.03)

障害年金は、在職老齢年金と違い、収入があるからという理由で年金額が減らされたり、支給がストップされるということはありません。障害年金は障害の程度が年金法に定める障害等級に該当するなどの要件により受給できるものです。
 ただし、20歳前(年金の強制加入前)に初診日がある特例による障害年金を受給した場合は、前年の所得により、年金の半分、あるいは全部が支給停止になることがあります。
 障害年金受給者が、稼得収入を加えて普通の収入を確保できるよう、働く環境整備の改善が望まれます。