年金の専門家 社会保険労務士 熊谷たか子のサイト 社会保険労務士法人 熊谷・八重ア事務所
〒060-0042
札幌市中央区大通西6丁目2−6
三井生命札幌大通ビル3F
TEL:011-206-9332 011-206-6033
年金相談・札幌・厚生年金・離婚分割・在職老齢年金・不服申立・アメリカ年金・手続・請求・審査請求・障害年金・遺族年金・年金額・年金研修・講師・執筆
Last Update:2007/4/1  
相談
手続代行
Q&A
新聞等へ掲載記事

離婚時の年金分割とは

■新しい年金分割制度とは

1.年金分割制度は、最近の中高齢者等の離婚件数の増加、現役世代の男女の雇用、給与格差から、離 婚後の夫婦双方の年金受給額には大きな開きがあるなど、一般的に高齢期の女性が経済的に不安定に なりやすいということから導入が図られたものです。

2.年金を受ける権利は、その本人だけが持つもので、その権利を、他の方に譲り渡したり、担保にし たり、差し押さえることができないものです。しかし、年金分割制度では、年金分割が行われると、 配偶者の保険料納付記録を相手に分割して移し換え、双方の加入記録を変更することになります。 つまり、直接的な年金額の分割ではなく、年金の計算の基である記録を変更するしくみなのです。

3.年金分割後は、当事者それぞれの持っている記録とそれぞれの資格要件に応じて、年金受給が可能 となります。離婚後直ちに年金が支給される「離婚年金」ではありません。ただし、いったん年金分 割が行われると、その後相手が死亡しても、分割を受けた方の年金受給に何も影響はありません。

   ・年金分割を行うにあたって、必ず年金額の試算をお勧め致します。
   ・まれに、年金分割を行うことで、全体の年金額が減ってしまうこともあります。
   ・年金分割を行って必ず増える方であっても、単身になることで減る年金もあります。
   ・年金を全体的にとらえて、総合的にどの程度増えるかを確認することが大切です。 

離婚分割前と後の年金試算

 
■分割の相談と試算を承っております

1.年金分割のしくみ、年金分割をした際の留意点などをご説明いたします。
2.年金額の試算に必要な「情報通知書」の請求手続を代行いたします。
3.配偶者に知られずに「情報通知書」の受取りを代行いたします。
4.ご本人の年金手帳、認め印、戸籍謄本をご用意ください。
5.戸籍謄本の取り寄せの代行もいたします。
6.「情報通知書」の請求を行いたくない場合でも、試算は可能です。

   「相談(分割の方法や留意点等) 10,500円」
   「分割情報請求手続と試算(1件) 21,000円」


   その他分割情報の受取り代行、分割請求手続等については相談時に決定させていただきます。

   ・相談と試算は、メール年金相談(離婚) 電話011-206-9332 からご予約をお願いいたします。
   ・弁護士さん、行政書士さんからも承っております。お気軽にお問い合わせください。

離婚分割試算ソフト

 
■簡単に年金額を試算できるソフトを発売中

1.「情報通知書」を受けた場合の分割試算が可能です。
2.任意の平均給与を入力し、おおよその試算が可能です。
3.社会保険事務所のデータから標準報酬額を入力し、試算が可能です。

   ・このソフトの試算は、分割を行った際、増減する「報酬比例年金」のみの計算を行っています。
   ・その他、定額部分や基礎部分については、それぞれの加入期間により、別途計算が必要になります。


  お申し込みはこちらから

離婚分割テキストと講義映像

 
1.テキスト(平成19年3月熊谷たか子他監修)1冊 1,575円 発売中(残り5冊)
  お申し込みはこちらから

2.年金分割の講義をパソコンで受けられます。
  年金分割の講義(熊谷たか子他)を無料体験できます。


離婚分割の概要

(ここでは夫が分割される者、妻が分割を受ける者として解説します)

1.分割の対象となる年金

厚生年金の報酬比例部分のみです。したがって、夫婦ともに婚姻期間中に国民年金にしか加入していない場合には年金分割を行うことはできません。

2.離婚分割は2通り

(合意分割)
平成19年4月から施行される年金分割で、施行日以降に離婚が成立したとき、夫婦の合意(合意が成立しない場合は裁判所による決定)によって分割できるしくみです。平成19年4月前の婚姻期間も含めて分割することができます。
(3号分割)
平成20年4月1日から施行される年金分割で、施行日以後の妻の第3号被保険者期間に対応した夫の厚生年金期間の標準報酬を分割するしくみです。

3.分割の割合

合意分割では、夫婦双方の合計の報酬額を分割により最大半分まで持つことができるように分割することが可能です。
3号分割では、夫の報酬額の半分を妻に分割します。夫の合意なしでいつでも分割の請求が可能です。

4.分割の請求

離婚しても自動的に年金分割が行われるものではなく、決定した分割割合が記載された公正証書や裁判所の決定書などを添付して、社会保険庁に分割の請求手続きが必要です。
請求手続きは原則、離婚後2年以内に行うことが必要です。

5.情報提供の請求

分割割合を決定するために、夫婦双方にどのくらいの標準報酬があるか知る必要があるでしょう。その場合は、「情報提供請求書」に戸籍謄本などを添付して社会保険庁に申請して、通知してもらうことができます。離婚前の場合は、相手の配偶者に知られずにその通知書を受け取ることが可能です。

6.按分割合を定めた書類の作成

協議離婚などで合意ができた場合は公証人役場で、公正証書などを作成してもらうことが必要です。
また、合意できなくて、調停や審判、裁判などに移行した場合で、そこで決定されたときはその決定が記載された謄本が必要になります。

7.分割による年金額

 例えば、平均的な報酬の夫と結婚期間が30年くらいの専業主婦の妻の場合は、おおよそ月額で4〜5万円程度の分割になるでしょう。
妻は分割によって必ず年金は増額となりますが、振替加算(昭和41年4月1日以前生まれ)がない場合がありますので、分割対象以外の年金も含めて総合的に試算を行うことが必要です。

8.分割後の注意点

60歳まで強制加入ですので、それ以前の若い方は、離婚後の年金加入を怠るようなことがあれば、受給資格期間を満たせず、自身の年金のみならず分割で受けた年金も受給できないこともありますので、ご注意ください。